不用品にも価値がある、買取サービスの謳い文句ですが、真髄は些か違うようです。
売場に出して早く売れるものはAランク評価で、売値も買値も高いものです。
適正に売れるBランク評価は売値も買値も適正額です。
一般的に不用品は中古品、Cランク評価となれば3ヶ月以上も売れ残ることになりかねません。
そうなれば売値を下げたり、同じような不用品が持ち込まれたとしても買値も下げざるを得ないのです。
ですが、不用品でも品揃え、取扱種類が少なければリサイクル店としては機能しなくなります。
沢山の品を持ってきてくれる、その中に必ずAランク評価の物が数点あるのなら100%に近い買取でも売上アップになるようです。
買う人はマニアではないことが多く、流行りや1点ものに弱い傾向です。
ここがポイントで、ここに『ビギナーにおすすめ』というPOPが踊るワケです。
品に評価をつけたお店がすすめるのなら、それが安いのだから、とりあえず買うという行動に移るようです。
だからこそ、物に価値があるより、顧客になれば価値をつけるという内容で買取サービスが展開されているのが実状なのです。